「塾やめれば?」が喉まで出かかった夜 〜早稲アカ2ヶ月目、母のリアル日記〜
「中学受験、やってみたい」その一言から始まった
今年の春、子どもがキラキラした目で言いました。
「中学受験、やってみたい」
「よし、応援するよ!」
二つ返事で頷いた、あの頃の私に言ってあげたい。
「甘くない。本当に、甘くないよ」って。
期待と不安が入り混じったまま、我が家の受験生活はスタートしました。
## 塾は早稲田アカデミーに決めました
家から通える距離、仲のいいお友達も通っている、本人も納得。
そんな理由で、我が家は早稲アカに決めました。
熱血な校風、たっぷりの宿題、緊張感のあるテスト。
正直、最初にビビっていたのは私のほうでした。
でも始めて2ヶ月、結論から言うと満足しています。
先生は熱心、教材もしっかり、子どもも「楽しい」と通っている。
ここまではよかった。問題はここから始まりました。
毎日繰り返される「宿題やった?」地獄
「宿題やった?」
「まだ」
「いつやるの?」
「あとで」
「あとでっていつ?」
「……今、やりたくない」
……は?
自分から「行きたい」って言ったよね?
塾代、毎月いくらかかってると思ってるの?
喉元まで出かかる言葉を、ぐっと飲み込む。
飲み込んだ言葉は、深夜のメモ帳に吐き出される。
これが、受験生のいる家のリアルです。
「塾やめれば?」が言いかけて、止まる
正直に言います。
「宿題やらないなら、塾やめれば?」
何度、心の中でつぶやいたか分かりません。
でも、口に出したら何かが終わる気がして、ぐっとこらえる。
代わりに私の機嫌が悪くなる。
夫が察して距離を取る。
家の空気が、ずん、と重くなる。
……これが、受験生のいる家の毎日。
正直に言えば、戦っているのは子どもだけじゃなく、親のほうかもしれません。
## 正解はない。それでも続ける理由
費用、時間、親の精神力。
全部を投入する価値があるのか、毎晩のように自問自答しています。
でも、合否だけがすべてじゃない。
この受験準備を通して、子どもが学ぶこと、得るものがきっとある。
そう信じて、ひとまず今年の夏休みまでは見守ろうと決めました。
「やる・やらない」を結論づけるのは、それから。
焦って答えを出さない、これも親の修行です。
## 救われた一冊:『中学受験「必笑法」』
そんな我が家を、こっそり支えてくれている本があります。
📖 『中学受験「必笑法」』おおたとしまさ・著(中公新書ラクレ)
タイトルは「必勝法」ではなく、「必笑法」。
合格よりも、家族が笑顔でいられることのほうが大事——
そんな視点で書かれた、肩の力がふっと抜ける一冊です。
「子どもの自己肯定感をすり減らしてまで、合格してどうする?」
この一文に、ハッとさせられました。
宿題バトルに疲れたお父さん、お母さん。
怒鳴ってしまった夜は、ぜひこの本を開いてみてください。
きっと明日も「宿題やった?」と聞いてしまうけれど、
ちょっとだけ、声のトーンを変えられるかもしれません。
我が家の戦いは、まだまだ続きます。
また次の記録で、お会いしましょう。
